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国産材 「杉」

杉 唐松 檜

さいき杉のこと:まっすぐで、粘りがあり、湿気に負けず、虫を避ける。曲がりにくく、割れにくく、良く乾き、強くて長持ち。それが九州大分、さいきの杉。

材と人。【さいき杉の加工】

木材は創るものである。森から運ばれた木は、水分をたっぷりと含んで瑞々しい。建材として生き続けるために、木は人の手を欲しがっている。たくさんの幸福の住まいをつくり、呼吸を止めないために。

広大な佐伯広域森林組合、宇目工場。
月2回の市が立つ日は、材木で埋まってしまう。

乾燥機から出てきた材木。
これからさらに3カ月寝かされる。

科学の力で品質を高める。
先端技術で木材を進化させる。
Q-woodが提携する佐伯広域森林組合は、全国の森林組合のなかでも有数の規模と、産地から、製材、乾燥、プレカットまでを直接カバーする先進的な組 合です。木の良さが情緒ばかりで語られているうちは、理解の伴った本当の普及はできません。同組合が森林組合には珍しく、近代的な製材ラインを揃えている のも、建築材としての科学的根拠を与えるために他なりません。
反響続々、大分方式乾燥のすごさ。
同組合では、早くから高温乾燥機(50立方メートルx4機)を導入して、杉構造材の乾燥技術向上に取り組んできました。加えて、平成17年春から、大分 県林業試験場が開発した大分方式乾燥を採用し、より高品質の乾燥材生産に取り組んでいます。Q-woodがお届けするさいき杉のうち、柱材(通し柱を除 く)はすべてこの乾燥方式で乾燥されたものです。
大分方式乾燥の特徴は、従来の高温乾燥と異なり、2~3日間の高温セット処理と3ヵ月間以上の天然乾燥を組み合わせた、高品質の乾燥材生産方式です。黒 ずみや内部割れといった従来方式の欠点がなく、色、香り、肌触りがほとんど失われないメリットがあります。風合いはそのままに機能だけを高めた杉材、それ がさいき杉です。

製品としての価値を高める品質管理。
伐採された木は、時間の経過とともに乾燥が進みます。近年の木材利用は、充分な乾燥を施す間もなく、住宅などに使われることが多く、竣工後に割れや曲が りが出ることも少なくありませんでした。それをすべて、木の味わいというのは強弁であって、建材である以上、一定の品質安定は不可欠です。
さいき杉の品質管理は、マイクロ波透過型水分計による含水率、打撃式グレーディングマシンによるヤング係数のチェックを一本一本行います。チェックをク リアした材には、品質証明の印が付けられ、保管倉庫で出荷のときを待ちます。大分方式の乾燥をはじめとして、品質に自信があるからこそのシステムです。
 

木の良さをもっと伝えたい。

木のかおりがいい。

宇目工場を率いる今山工場長。今後はさいき材の営業活動で、都会への出張も増える見通し。

仕上げに打たれる品質の証。
  さいき杉は売れる。今山工場長の想い。
国産材を取り巻く状況は、いま大きく転換しています。乱伐防止の禁輸措置など、外国材の輸入は徐々に困難になっています。一方、国産材は戦後の植林が伐 採の時期を迎え、近代的な森林組合は、高い品質の良材をリーズナブルに届ける体制を整えています。同組合を引っ張る一人、若き今山工場長はこう断言しまし た。「さいき杉には自信があります。これからどんどん売りますよ」。
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森と人。【さいき杉の育成】

森林は育むものである。雨が降り、森が潤い、雲が湧き、また雨が降る。四季を何度も繰り返し、木の年輪はその数を増していく。森づくりは、永い永い時の仕事。人はそれに沿っているに過ぎない。

柔らかな木漏れ日が林床に落ちる。しっとりとした空気は涼しげだ。
杉の生育に適した佐伯の気候。
さいき杉の育つ大分県佐伯地方は、九州の北東部、大分県では南部に広がり、美しい海と山を持つ自然豊かな土地柄です。またこの一帯の山地は、東に向かって、四国山地、紀伊半島へと連なる長大な山脈の一角をなしています。
気候的には高温多湿で、雪がほとんど降らない南海型。杉の生育には好適の自然条件が整っています。地域の森林面積は、78,746ha、そのうち林野の 割合は87%で、人口林率は56%。そこにどれぐらいの活用できる木が育っているかを示す森林資源蓄積量は385万4,000立方メートル。気候に恵まれ た生育の早さで、年間44万立方メートルの成長量が見込まれています。
九州飫肥杉は元来素性がよい。
杉は日本固有の木で、一属一種ながら全国に数百もの品種があります。さいき杉の樹種は「飫肥(オビ)杉」と呼ばれ、主に宮崎県を中心に九州南部で生育 し、古くから船用材などとして広く用いられて来た良好な樹種で、樹脂分を多く含み腐れにくく、弾力性・耐久性があり強靭です。
また、杉特有の防虫効果と防湿性を備えながら、さらに芯材(赤身の部分)はシロアリに侵されにくい特性があります。成長が早く、まっすぐに育つ素性の良さがあり、挿し木で育てるので、品質が安定している点も飫肥杉ならではの特徴です。

森の見回り。数十年かけてようやくこの太さに。

ヤマメが棲む渓流がある。

急斜面での夏の下刈り。ハチ、ブヨ、ヘビ暑さとの戦いでもある。
低コスト化を実現した近代林業。
Q-woodがさいき杉の生産をお願いしている佐伯広域森林組合は、生産流通加工の一貫体制を構築し、充実した森林資源を有効に活用すべく、地域林業の新興、活性化を推進するため加工施設などの整備を積極的に図っています。
大型機械導入による低コスト化も進んでおり、現在ハーベスタ、プロセッサ、タワーヤーダが活躍。また、大型機械の導入に不可欠な林道・作業道を整備し、 特に作業道については年間2万5,000mを開設。こうしたさまざまな努力が、良質の杉材のリーズナブルな提供を可能にしています。
春夏秋冬、木と向き合う誇り。
森は人がつくっています。苗を植えるための整地である「地拵え」から始まり、苗を植える「植え付け」、雑草や蔓を切り払う「下刈り」、その数年後に生え る灌木を切り払う「徐伐」、良質材をつくるための「枝打ち」、さらに大きく育てるための間引き「間伐」、出荷のための切り倒し「伐採」、木材市場への「搬 出」まで、数十年をかけた育成期間には、たくさんの人の汗が流されます。楽な作業はひとつもありません。夏は暑く、冬は寒い。しかし、誇り高い仕事だと 思っています。現場の仲間の頑張りが、この国の森を元気にするのです。

可愛い杉の苗木。

チェーンソーを巧みに扱う熟練の技。
 

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