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![]() 柔らかな木漏れ日が林床に落ちる。しっとりとした空気は涼しげだ。 |
さいき杉の育つ大分県佐伯地方は、九州の北東部、大分県では南部に広がり、美しい海と山を持つ自然豊かな土地柄です。またこの一帯の山地は、東に向かって、四国山地、紀伊半島へと連なる長大な山脈の一角をなしています。 気候的には高温多湿で、雪がほとんど降らない南海型。杉の生育には好適の自然条件が整っています。地域の森林面積は、78,746ha、そのうち林野の 割合は87%で、人口林率は56%。そこにどれぐらいの活用できる木が育っているかを示す森林資源蓄積量は385万4,000立方メートル。気候に恵まれ た生育の早さで、年間44万立方メートルの成長量が見込まれています。 |
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杉は日本固有の木で、一属一種ながら全国に数百もの品種があります。さいき杉の樹種は「飫肥(オビ)杉」と呼ばれ、主に宮崎県を中心に九州南部で生育 し、古くから船用材などとして広く用いられて来た良好な樹種で、樹脂分を多く含み腐れにくく、弾力性・耐久性があり強靭です。 また、杉特有の防虫効果と防湿性を備えながら、さらに芯材(赤身の部分)はシロアリに侵されにくい特性があります。成長が早く、まっすぐに育つ素性の良さがあり、挿し木で育てるので、品質が安定している点も飫肥杉ならではの特徴です。 |
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![]() 急斜面での夏の下刈り。ハチ、ブヨ、ヘビ暑さとの戦いでもある。 |
Q-woodがさいき杉の生産をお願いしている佐伯広域森林組合は、生産流通加工の一貫体制を構築し、充実した森林資源を有効に活用すべく、地域林業の新興、活性化を推進するため加工施設などの整備を積極的に図っています。 大型機械導入による低コスト化も進んでおり、現在ハーベスタ、プロセッサ、タワーヤーダが活躍。また、大型機械の導入に不可欠な林道・作業道を整備し、 特に作業道については年間2万5,000mを開設。こうしたさまざまな努力が、良質の杉材のリーズナブルな提供を可能にしています。 |
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森は人がつくっています。苗を植えるための整地である「地拵え」から始まり、苗を植える「植え付け」、雑草や蔓を切り払う「下刈り」、その数年後に生え る灌木を切り払う「徐伐」、良質材をつくるための「枝打ち」、さらに大きく育てるための間引き「間伐」、出荷のための切り倒し「伐採」、木材市場への「搬 出」まで、数十年をかけた育成期間には、たくさんの人の汗が流されます。楽な作業はひとつもありません。夏は暑く、冬は寒い。しかし、誇り高い仕事だと 思っています。現場の仲間の頑張りが、この国の森を元気にするのです。 |
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